固体リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの新システム
キャンパー厚木では、固体リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを基軸とする新しい電装システムを提供しています。
新しい電装システムは、Puppy 480、Puppy Fullhouse、Grand Puppyの3車種に設定します。
今までの鉛電池も安価、安定性、環境負荷への配慮などの利点を活かし、SGシリーズとともに併売し、お客様の要望に沿った提案をさせていただきます。
SGシリーズの特徴
キャンパー厚木では、これまで多くの利点があるリチウムイオンバッテリーの採用を頑なに拒んできました。それは安全性、充放電温度限界、高価格などが主な理由です。そのような中、安全性、充放電温度限界において、ある程度の基準を満たすバッテリーがリリースされるタイミングに合わせ、SGシリーズの提供を開始しました。
SGシリーズは、多くの利点をもつ固体リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しています。容量だけでなく、これに伴う入力側も増強する必要があるため、走行充電器やソーラーパネル(コントローラ)など電装ケーブル類も含めて一新し、新しい電装システムになっています。
また、大きな変更点としては、これまでのPuppyシリーズは走行時にオルタネータからインバーター経由でエアコンなどAC100V系を動かすシステム構成でしたが、リチウムイオンバッテリーから消費する方式に変更しています。外部電源入力は、サブバッテリーへの充電とAC100V系に供給していたこれまでのシステムから、サブバッテリーへの充電+エアコンへの供給になります。エアコン以外のAC100V系は、外部電源入力があっても、サブバッテリーからインバーター経由での利用になります。
標準シリーズとSGシリーズの比較
標準シリーズ | SGシリーズ | |
走行時 | オルタネーター ↓ ↓ インバーター サブバッテリー ↓ AC100V系 | オルタネーター ↓ サブバッテリー ↓ インバーター ↓ AC100V系 |
外部充電 | 外部電源 ↓ ・AC100V系 ・サブバッテリー | 外部電源 ↓ ・エアコン ・サブバッテリー (エアコン以外のAC100V系は サブバッテリー・インバーター経由) |
バッテリー | 鉛蓄電池 300Ah (100Ah×3) サイクル寿命:約600回(DOD 50%) 充電温度:−15℃〜40℃ 放電温度:−15℃〜50℃ | 固体リン酸鉄リチウムイオン バッテリー 416Ah(104Ah×4) サイクル寿命:約6000回(DOD 80%) 充電温度:−10℃〜55℃ 放電温度:−20℃〜60℃ |
ソーラーパネル | (オプション)480W | 標準 720W |
走行充電器 | 20A | 60A |
インバーター | 1500W | 2000W |